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「<日本人の英語>に本当に必要なものとは? 発音の良さや流暢さではないもの」 第6回インタビュー(6/6)

英語で夢を叶える

2018.11.02

金融の仕事から離れ、これからは直接的に人の役に立っていると実感できる、人を育てる仕事がしたいと、子どもたちを対象にした英語塾を始めたんです。
もともとファンドマネージャー時代から日本の経営大学院でファイナンスの教員をやっていましたし、人に教えるのは好きで、得意だと思っていました。
 
日本では、国内トップレベルの大学に合格する英語力を持つ学生でも、社会で実際に英語を使えないことが多いと思います。そして大学受験の時にピークだった英語力もサビついてしまい、社会に出て必要性を感じてから英語の勉強をし直すという方が多いのではないでしょうか。
佐伯先生06kid
私の塾では、子どもたちがツールとしての英語を身に着けられるよう、物語や映画などの生きた素材を使って工夫しながら教えています。
とは言うものの、塾は週に1回2時間ほどなので、その時間だけでは力が及ばない無力感を感じることもあります。日本の英語教育も変わりつつありますが、学校での週4~5時間の英語の授業が、本当に使える英語力を伸ばせるものに改善されていってほしいと切に願っています。
 

「英語をしゃべろう」という気概。
自信を持って語る胆力。

英語で話すには、きれいな発音や流暢さが求められると思いがちですが、たとえ言葉がたどたどしくても、内容があることなら相手は耳を傾けますよ。
英語を話すうえで日本人に一番必要なのは、しゃべろうという「気概」、自信を持って語るという「胆力」です。
アメリカでは、学校でスピーチのクラスがあるので自然と鍛えられていますが、日本でもこのような授業が必要なのではないかと思います。
佐伯先生06lecture

自分のアイデンティティを自覚して、
発信できる人になる。

ベンチャービジネスや最先端医療の面では、アメリカのダイナミズムに日本は大いに学ぶところは多々あります。
一方で、社会のあり方、人間としてのあり方としては、日本や日本人の良さも確かにあるのですから、自分のアイデンティティをしっかり持って、世界に出ていく人材が一人でも増えてほしいですね。
佐伯先生06airport
私がハーバードのビジネススクールに留学した時はとにかく授業についていくのに必死で、日本人らしさを打ち出そうとかそんなことを考えている余裕は全く無かったですが、授業で日本やアジア経済についての事例が出たときには、日本人ならではの視点を前面に出して発言し、クラスに貢献しようとしました。

好きな英語を、
子どもたちに教える日々。

高校時代にアメリカの地で切望した「他人にアピールできる何か」をその後ずっと追い求め、今ファイナンス分野の専門家となり、専門書を書いたりビジネススクールで講義をしたりしています。
 
それでも今、私の生活や仕事の大きな部分を占めるのは、子どもたちを対象にした英語教室なんです。
英語教育はとても奥が深く、まだいろいろと教えたいこと、作りたい教材があります。生徒さんもどんどん増えましたが、自分が直接教えられる規模にとどめています。
佐伯先生06abc
アップル創業者のスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学の卒業式でおこなった伝説のスピーチがあります。
私の英語教室でも高校生クラスの教材として使っていますが、その中に”Connecting the dots”というくだりがあるんです。過去の出来事といういくつかの「点」は、振り返ってみると線でつながって大きな意味を持つ、という彼のメッセージにとても共感します。
会社員をやめて、こうして子供たちに英語を教えていることも、あとから振り返ると意味のある線になってつながるのだろうと思っています。
佐伯先生06connectingdots
子どもの頃にふと英語に興味をひかれたことで、尊敬できる先輩、高校留学、MBA留学、国際的な金融ビジネス……と私の世界がどんどん広がっていきました。そんな経験やそこで得た知識をもとに、週に1度の英語教室に通ってきてくれる子どもたちへ、何らかのポジティブな影響を与えられたらと考えています。

(佐伯良隆さまインタビュー おわり)

 

 


早稲田大学ESA(英語部)部長として、全日本学生英語弁論大会(J.U.E.L CUP)で優勝。
政府系金融機関勤務時にハーバード大学経営大学院MBAを取得し、ロシア他、諸外国で財務研修を担当。その後、米系投資顧問会社にて金融アナリスト、ファンドマネージャーとして活躍のかたわら、1997年から国内大手ビジネススクールのファイナンスクラスを担当。2010年より小・中・高校生を対象とした「吉祥寺英語教室」を開設、今に至る。
『知っておきたいホントに大事なお金の話』、『決算書分析 超入門』シリーズ等、著書多数。


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